山村の自立を求めて | わくわく奥会津

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3.田んぼの歳時記・春、田起こしから田植、中耕除草まで

 

29.4/16 ビオトープ田周辺の排水溝。

おそらく30年間近く泥上げをしていないため埋まりアヤメ等が根付き繁茂し蚊が飛び交っている、施工前。

H29.5/6 中山間事業の助成制度活用し組合員の共同作業。

ドジョウが何匹も出てきた。側溝上辺より50cmも土砂、泥が堆積していた。

H29.5/6 施工後、水の流れが良くなり、ビオトープ田もやっと排水が出来る思い。

トラクター、コンバインははおろか、耕運機、バインダー等機械が入らない状況だった。改善され田の神様に恥ずかしくない田づくりを誓う。

H29.5/20 2回目の代かき

水持ちが悪いため今年から2回うない。見かねた従兄弟が大型トラクターで協力してくれ二重奏。

H29.5/21 今年からカモの夫婦が来るようになった。

ゴイサギも飛来するが敏感でなかなか写真を撮らせてくれない

H29.5/24 苗床 昨年から初めてひとめぼれ コシヒカリの2本立てとした。

苗は30年来、元有機農業友の会長・小松さんから持ってきている。晩稲のコシより中出のヒトメの方がここにはあっていると思う。昨年はコシ一辺倒から苗の都合でひとめも導入したが、2Lを出荷した以外のL以下である小米がぐんと減ったことからも伺われる。

H29.5/24 村で一番大きい田(田植)

H29.5/25 補植作業

この田は村のど真ん中の一等地。10年近く荒らしていたため葦や雑草が繁茂し、ビオトープのようだった。深くて水が切れず耕運機やバインダーがぬかるほどで、昨年は手刈りだった。ここまで車で4年間の苦闘があった。しかし、タニシ、ドジョウが棲んでいるため除草剤は播きたくない。しかし、その代償は大きなものがある。

H29.5/27 補植作業

村出身者で大阪在住の親類が「大谷の米が食べたい」、「孫に田植を経験させたい」と張り切ったが、孫は見事に尻餅。我がNPOは男での田植、「やっぱり、おなごの田植は絵になる」と褒めたら、すぐ下の田から「悪かったな、男ばっかで」と声がかかった。

昭和村や只見町には『早乙女踊り』という実際に見たことはないが、小正月に男が女装して田植を真似る(予祝、前祝い)年中行事が残っている。

H24.7/16 除草剤を使わない時代、毎年のようにコナギが畝間・株間を覆いつくす。

放っておくと稲が黄ばみ成長できなくなる。その結果こんな作業が必要になる。

H24.7/16 這いつくばっての手取り作業 藪蚊と闘い、穂先が目や顔に刺さる

H24.7/16 手取り除草後の稲たち、元気を取り戻したかのよう。

H24.7/16 除草剤代わりに米糠を散布 手取り作業後、米糠を撒き雑草に太陽光を遮り発育を妨げる